
八神製作所へ入社するまでの経緯は前編をご覧ください。
入社以来、どんな仕事をしてきましたか。
入社当初は先輩とふたりで病院を担当していました。そこでは先輩がしっかりとお客様との関係を築き、信頼されていたおかげで、当社のシェアも高く、ご依頼事を多く頂いておりました。その中で、先輩に来た依頼を自分にも振り分けてもらいながら、仕事のやり方を徐々に覚えていきました。
当社では日常的に使う注射針から、手術で使用するような器具まであらゆる製品の納品をしているので、納品のタイミングで商品についてだったり、以前聞かれたことに対する答えだったり、何かしらのコミュニケーションを取ることを心掛けています。コミュニケーションを取ることで、お客様の悩みや不安なことが解決し、それが信頼につながり、そこからまた新たな悩みを相談いただくことに繋がっています。医療という責任のある仕事ではありますが、未経験の自分でもできて、患者様の役に立てることに達成感を感じます。
-768x1024.jpeg)

少し前に、営業所の同僚の異動に伴って、今は別の病院を担当しています。そこでは前の病院ほど、八神製作所との関係は深くなかったのですが、前の病院で担当していたおかげで得意になった分野があるので、その分野の先生にアポイントを取って、商品を紹介したりしています。最初は関係の深さの違いにうまくいかないこともありましたが、どうやって進めていくのが良いかメーカー担当者と相談しながら取り組んでいます。
今は一人で病院を担当しているのですが、営業所の同僚とは「この商品良いよ」など自然と情報共有ができているのは良いなと感じます。
未経験からどのように成長してきましたか。
未経験ではありますが、第二新卒は新卒とほぼ変わらないと自分では思っていたので、また一からやればいっかというくらいの気持ちでした。座学が嫌いなので、その点だけ少し心配はありましたが、でも先輩に本当に良くして頂いて。どうやって営業していけば良いのか、たくさん指導して頂いて、できるまで見届けてくださって、もうほとんどそれで成長してきたという感じです。
あとは、社内の方が作成してくださった医療の基礎知識の資料があるので、それはよく見ていました。社内の方が作成した分、素人にもわかりやすくて、活用していましたね。
前職のホテルは業界も職種も全く異なりますが、お客様が求めていることに対するレスポンスの速さや対応力、お客様の好みや気持ちに寄り添い、それに合わせたご提案ができるスキルは活かせていると感じます。今言われているのと同じように、前職でもざっくりしたことを聞かれて、それに対して答えていましたし、何かお客様のためになるような、プラスαをつけることも意識していたので、そういう仕事をしている人、そういうことを意識している人には向いているんじゃないですかね。

-1024x768.jpeg)
仕事をする中で、どんな場面で「ありがとう」をもらうことがありますか。
担当病院の先生が、他県へ赴任することになって、「八神製作所さんでお願いしたいから、付いてきてほしい」と言われたんです。先生から「新しい手技の手術を行いたい」と伺い、その対応を先輩が任せてくれました。
先生と打合せを綿密に行い、試算表を出したりして、赴任先の病院の事務方や手術室の看護師、臨床工学技士などへ説明を行いました。物品の搬入まで滞りなく行い、手術が無事終わった後に先生から「井本君のおかげで、滞りなく手術を行うことができ、患者さんのQOL向上にも繋がった」と感謝のお言葉を頂きました。その言葉を聞いて、大変ではありましたが、頑張って良かったと感じました。
これは数年前の話ですが、今でもこの病院で多くの患者様が治療を受けているんだなと思うと本当に頑張って良かったです。
この経験をきっかけに自分はかなり成長できたと感じています。この案件を自分に任せてもらったこと、でも放っておくのではなく「こうしてみたら?」とアドバイスもいただけたことが大きかったと思います。今後は、自分も後輩の育成をしていきたいなという気持ちでいます。