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みなさま、こんにちは。
松の内を過ぎ、寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマはオストメイトの方の「食事」です。
年末や新年のお祝いには、様々な集まりで食事をする機会も多いことと思います。
食事を楽しく摂ることで、より豊かな気持ちになれますが
食事後のガス・においについては誰しも気にするところですよね。
ガス・においなどを気にされて、外食や会食を控える方もいらっしゃいますが
食事の内容に気を付けることで
ガス・においの発生をある程度抑えることができ、
より食事を楽しむことにつながります。
ガス・においのお困りごとを解決するために、どのような食事が良いのかをご紹介します!
~食事について~
ストーマをお持ちでも、基本的に食事制限の必要はありません。
しかし、体調に合わせて食品を選び、バランスの良い食事を心がけてください。
※腎臓病や糖尿病、高血圧などで医師から食事療法を指示されている方は、その指示に従ってください。
<バランスの良い食事>
エネルギーを確保するための炭水化物(米、パン、麺など)を主食とし、
身体を構成するためのタンパク質(魚、肉、大豆類、卵)を主菜として
1食につき1~2品選びましょう。
また、ビタミン類やミネラルの補給のために、副菜として汁物や野菜、イモ類を組み入れましょう。
<食事の工夫① ガス>
ガス(おなら)の発生は、食事の時に飲み込んでいる空気が主な原因です。
話をしながら食事をしたり、すするような食べ方をするとガスが多くなります。
また、食べ物によってはガスを発生させやすいものもあります。
反対に整腸作用のある食べ物にはガスを抑える働きがあります。
・ガスを作りやすい食品
イモ類 ごぼう さつまいも 炭酸入り飲料 ビール 甲殻類 キャベツ
大根 貝類 豆類 カリフラワー ブロッコリー ねぎ チューイングガム など
・ガスを抑える食品
乳酸飲料 パセリ ヨーグルト レモン 納豆 など
・ガスを抑える飲食の仕方
飲み物はストローを使わないようにする
麺類をすすらないようにして食べる
<食事の工夫② におい>
便や尿のにおいが気になるときは、高タンパク質・高脂肪の食品を控えてみましょう。
一方で腸内の善玉菌を増やす乳酸菌を含む食品、食物繊維なども有効です。
・においの原因になりやすい食品
■消化管ストーマの方(コロストミー)
にんにく ねぎ にら たまねぎ たまご 豆類 甲殻類 アスパラガス
チーズなどの乳製品 など
■尿路ストーマの方(ウロストミー)
アスパラガス にんにく ねぎ たまねぎ など
・においを抑える食品
■消化管ストーマの方(コロストミー)
乳酸飲料 パセリ ヨーグルト レモン など
※食後に数粒飲むことで、便やガスのにおいをおさえる「消臭健康食品」があります。
例:シャンピニオンゼリーなど ご相談ください。
■尿路系ストーマの方(ウロスロミー)
オレンジ アセロラジュース 緑茶 グレープフルーツ クランベリージュース など
<参考文献(50音順)>
アルケア株式会社「ストーマケアガイド【日常生活】」
コロプラスト株式会社「ストーマケアと暮らしのガイドブック」
参考URL:ディアケア 「ストーマを知る 日常生活を快適に過ごしたいあなたへ」
https://www.almediaweb.jp/stomacare/life/contents/point/ (2023.1.10)
いかがでしたでしょうか。
外食で初めて食べる食材に不安がある方は、
自宅で試すことができるものであれば、試してからお出かけされるのもよいと思います。
今回ご案内したお「食事」以外にも、
日常生活でのお困りごとがございましたら、
ヤガミホームヘルスセンターまでお気軽にご相談ください。
また、1月28日(土)の13:30より、国産ストーマ装具メーカーのアルケア様と共催で
「よりそう体験会 ~「におい」に関するアクセサリー~」を各店舗で開催します。
先着30名 事前予約が必要です。
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皆様にとって本年が幸多き一年になりますようお祈りいたします。
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